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9月10日(日)の子どもの森広場では、
昆虫探し体験と檜の巻枯らし体験を行いました。

今回は、昆虫の専門家・杉村健一先生に講師をお引き受け頂きました。杉村さんは、日の出町大久野で「きりんかん」という木の温もりに溢れた素敵なカフェも経営されており、そこではウッドクラフトや自然体験教室なども楽しめます。

さて、菅生地域には、今でも田園風景が残り、そこには多様な生きものが暮らしています。今回、地元の地主さんのご協力も頂き、休耕田や林道、森にて、子どもたちは思う存分に網を振り昆虫採りを楽しみました。

校長のオリエンテーションでは、晩夏から秋にかけて獰猛となるハチや、マムシなどの毒蛇についての注意がありました。特にスズメバチには注意が必要です。

さあ、網を持って休耕田へ。
上空を舞うウスバキトンボの群れや赤トンボの仲間、地上にはトノサマバッタなどたくさんのバッタやコオロギ、そして時折飛来するアゲハチョウやヒョウモンチョウなどの蝶、子どもたち(大人も(笑)は夢中になって追いかけました。

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休耕田の後は、林道を通り、子どもの森へ。道すがらも昆虫探し、そして最後は見つけた昆虫を杉村先生に同定して頂きました。なんと、今回子どもたちが見つけた昆虫の総数は、約50種にも登りました。凄いぞ、子どもたち ! もちろん同定した後の昆虫はすべて森や林に逃してあげました。

午後からは、管理ができずに細い木が乱立している檜の林に移動して、巻枯らし、を体験しました。木が乱立した林では、地面に光が届かないので、植物も少なく、だから昆虫もあまりいません。巻枯らしは、檜の外側の皮を剥くことで、自然に木を枯らす方法です。何年かすると木は枯れ、林に光が差し込むようになるのです。木の幹をぐるっと一周ノコギリで浅く切り、そこから皮をめくると、ベリベリスルスルと木の上に向かって剥けていきます。これがなかなか面白いのです。子どもたちはどれだけ長い皮が採れたか競って遊んでいました。

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最後はお待ちかねの森の遊具での遊び。これが一番なのかもしれません。
オオムラサキ活動で作った、10人乗り大型シーソーはやはり大人気でした。
御土産は、綺麗に皮を剥いて輪切りにした檜の枝、お風呂に浮かべて檜の香りを楽しんだり、穴を開ければペン立てにもなります。

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今回も終始、子どもたちのにこやかな笑顔が見られ、それがわたしたちの一番の収穫です。
次回は11月、森のお料理教室と広葉樹の植栽をします。火おこしから始め、森の中でバームクーヘンやポップコーン作りを体験します。