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4月22日(日)

今年度最初の自然の学校は、春の雑木林散策と野草摘みです。
晴天に恵まれて、前日からグングン気温が上がり、
暑い一日になりそうです。
集合場所の菅生高校前に、11人の子どもたちが揃いました。
みんな一つ学年が上がって、少しお姉さんお兄さんになっての再会です。

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新しいフィールド・ノートのプレゼントがあり、
校長から山歩きの注意を受けます。
暖かくなり、虫たちや生き物も活発になりました。
もし、スズメバチやヘビをみつけてもむやみに触ったりせず、
すぐにリーダーに知らせること。
ハチだってかまわずそっとしておけば襲ってはきません。
気をつけて春(初夏?)を探しに出発です。

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歩き始めると、ほどなくミツバ、ヨモギ、フキなどが見つかります。
とにかく食べられる野草探しに夢中な子もいれば、
虫やカナヘビ、生き物探しに一所懸命な子もいます。
「これはミツバかな?」
似ているけど、よく見ると違う野草もあります。
確かめるには摘んでみて、匂いを嗅いでみるのが一番。
五感を使って春を感じながら、のんびり歩きます。

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小さなカエルを見つけました。みな口々に「かわいい!」と集まってきました。
去年生まれたばかりの「ヤマアカガエル」です。
カエルは大体4~5年生きるとリーダーから聞き、
けっこう長生きなんだね、とびっくり。

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「へんな飛び方のチョウがいる!」
パタパタ、の後、スーッ、とグライダーのように滑空し、
それを繰り返す不思議なチョウがいました。
チョウに詳しいリーダーが慎重に捕まえ、みんなで観察しました。
透き通るようなハネに黒い筋の模様がある綺麗なチョウで、
「ウスバシロチョウ」だと教えてもらいました。

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今年は季節の進みが早く、綿毛のタンポポがたくさんあります。
セイヨウタンポポとカントウタンポポの見分け方や違いも聞きました。
セイヨウタンポポは一株でも自分で種を作れるけれど、
カントウタンポポは仲間がいないと種が作れないので抜かないこと。
天ぷらにして食べるのなら、セイヨウタンポポにしましょう。
去年は見当たらなかったカントウタンポポも、
山の上のほうで見つけることができました!

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たくさん歩いたのでお弁当で腹ごしらえをしてから、
お待ちかねのたけのこ掘りです。
山の奥にどんどん分け入っていくと、少し開けた竹林に出ました。
休むまもなく「もう掘っていい?」と元気に竹林に散ってゆく子どもたち。
「あった!」「大きいよ!」とあちこちから声が上がります。
数こそ少なめでしたが、中にはずっしり大きなものも!
スコップを使って一所懸命掘り出しました。
穴は埋め戻しておくのも大切です。

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その後は少し降りた山の中腹、大沢地区で、
お待ちかね、山菜とタケノコの天ぷらをいただきます。
美味しいタケノコや野草の天ぷらをお腹いっぱいいただいて、
子どもたちは大満足です。楽しい春の一日でした。

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今回はNTC竹取物語の方々や西多摩マウンテンバイク友の会の関係者の方に、
天ぷら調理をご協力いただきました。
いつも温かいご支援ありがとうございます。

次回の自然の学校は
6月16、17日 ホタルキャンプです。

メンバー登録以外で参加ご希望の方も気軽にお問い合わせください。


5月13日、今にも雨が降りだしそうな空の下、今年度第1回の子どもの森活動を開催しました。今年でまだ3年目の活動ですが、年々、参加者・スタッフも増え、内容も充実し、楽しい里山活動になっています。いつも参加して下さる皆さま、ありがとうございます。

さて、今回は初夏恒例、野草摘みと天ぷらづくり、リーダーの説明を聞きながら身近にある食べられる野草を摘みます。たとえば、葛の芽、カラスノエンドウの若芽、セイヨウタンポポの花、シロツメクサの花、ヨモギなどは、天ぷらにすると美味なのです。

ただ、植物は大事な自然からの預かりもの、生きもの全体の繋がりを考え、食べられる分だけを少しずつ摘みます。

本当は子どもたちの野草摘みの写真を掲載したかったのですが、活動を進めるのに精いっぱいで失念絵文字

途中、いつも天ぷら会場としてご自宅のお庭をお借りしているラクさんにご挨拶(今年は雨予報のため急遽別会場に変更)。ラクさんは、子どもたちの笑顔が大好きで、"ありがとう"という言葉を大切にしている、とってもキュートなお姉さん絵文字。なんと、お土産に子どもたち全員にハンカチのプレゼント ! 子どもたちも大喜び、本当にありがとうございました。

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この後、川から "子どもが主役のオオムラサキの舞う森"に移動し、森の遊具での遊び時間。子どもたちの笑顔がはじけます。森で遊ぶ子どもたち、絶滅危惧種の森ガキです(笑)。

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さて、十分に遊んだからお腹も減ったことでしょう。お昼の天ぷら会場に出発 & 到着。到着したら、まずは、野草を種類ごとにわけます。子どもたちの熱心な働きぶり(早く食べたい一心かな(笑))。そして、お待ちかねの野草の天ぷらの出来上がり。子どもたち、本当に美味しそうに食べてくれんですよね。嬉しくなります絵文字

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さて、お腹がいっぱいになった午後からは、小雨のため室内に移動し、今年度の新規プログラム、自らの感覚を使って全身で自然に溶け込み遊ぶ活動 = ネイチャーゲームの始まりです。先生のわかり易く楽しい説明を聞いたら、動物交差点ゲームのスタート ! 子どもたちは、自分の背中に付けられた生きものを、周囲の友達に質問しながら当てていきます。意表をつく質問や答えに会場は笑いと熱気に包まれます。
子どもたちのキラキラした目と笑顔、ネイチャーゲームってすごい !

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ゲームのあとは、また野草の天ぷらパクパク絵文字
野草の他にも、ハチク・ウド・お茶の葉など、スタッフの皆さまに菅生の自然の恵みを天ぷらにして頂きました。どれも美味しかったです。ありがとうございました。

最後は参加者・スタッフで、一日のふりかえり
・身近な野草も美味しく食べられます。但し毒草には注意を。
・ありがとうは、みんなを幸せにする魔法の言葉。感謝を大切に。
・自然を五感で感じるネイチャーゲームの素晴らしさを参加者みんなで体感。

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次回、子どもの森活動は7月。菅生の里山を流れる鯉川で、水に棲む生きものとふれ合います。そして、菅生の里山の象徴・オオムラサキに出会えるかもしれません !