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9月9日(日)は、毎年好評の子どもの森活動9月のプログラム・森や野原で昆虫探しの日。32℃の残暑にも関わらず、多くの子どもたちや保護者の皆様にご参加頂けました(写真1)。暑い中、ご参加ありがとうございました !

今年の夏はあまりの猛暑で昆虫が少ない印象でしたが、当日は雨上がりの晴れの日となり、昆虫の活性の高い昆虫日和となりました。

さて、調査の前に、保護色や擬態をして隠れている昆虫を探す観察力を養うため、カモフラージュという「ネイチャーゲーム」を楽しみました。道の脇に目立たないように置いた自然に溶け込む人工物を探し、その数を当てるゲームです。みんな、見つけられた数の正誤に一喜一憂しながら、ゲームを楽しんでくれました(写真2)。

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観察力が高まったらいよいよ昆虫調査の開始です ! 休耕田の野原、森に続く小道、雑木林の三か所で昆虫を探しました。子どもたちが網を振り、トンボやチョウ・バッタを追いかける姿を見ていると、なんだかとても嬉しくなりますね(写真3)。写真4は、可愛い手乗りカマキリを見つけ満面の笑み。

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午後からは、生きもの溢れる森をつくるため、子どもたちと鬱蒼と茂った低木をノコギリで切り、明るい森にする作業をしました。原始の血が騒ぐのでしょうか(笑)、子どもたちは、木を切るのが好きなんですよね。明るくなった林床には、来年、さらに多くの生きものが来てくれることでしょう(写真5)。

最後は、日の出町の喫茶きりんかんの昆虫博士・杉村先生による本日の講評です。菅生の里山の昆虫の解説と、最新の昆虫情報を交えた楽しいお話しに、子どもたちも保護者の皆さんも、笑顔で聴き入りました(写真6)。今年も参加者の皆さまのお力で、昨年と同数の50種類もの昆虫と出会えました !

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次回、11月の子どもの森活動は、火起こしから始める森のバームクーヘンづくりと、オオムラサキを中心とした森づくりのための広葉樹の植樹です。




7月22日(日)、最高気温36℃の猛暑の中にもかかわらず(熱中症に備え内容と時間を変更して開催)、暑さに負けない子どもたちが沢山あつまり、菅生・子どもの森活動を開催しました。

今回は菅生の里山を流れる鯉川にて、水辺の生きもの探しとかんきょう調べを行いました。

子どもたちは、やはり川遊びも大好きなんですね。網を持つとすぐさま川へ前進 ! 夢中になって魚を追いかけます。いつもは森ガキのみんなも、今日は立派な川ガキです(笑)。

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さて、川は里山に棲む人や生きものにとって大切な生活空間でもあります。子どもたちには楽しみながら、川のかんきょうとそこに棲む生きものの種類を調べてもらいました。川を知り、川を大切にする心を育んでくれればと思います。また、調べたことは鯉川の保全に今後役立てていきます。

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次回、9月の子どもの森活動は、野山で昆虫探し。昆虫のプロも参加し、森や野原の昆虫を楽しく調査します。野山で網を振り走り回る子どもたち(大人も)の勇姿、今から楽しみです。


5月13日、今にも雨が降りだしそうな空の下、今年度第1回の子どもの森活動を開催しました。今年でまだ3年目の活動ですが、年々、参加者・スタッフも増え、内容も充実し、楽しい里山活動になっています。いつも参加して下さる皆さま、ありがとうございます。

さて、今回は初夏恒例、野草摘みと天ぷらづくり、リーダーの説明を聞きながら身近にある食べられる野草を摘みます。たとえば、葛の芽、カラスノエンドウの若芽、セイヨウタンポポの花、シロツメクサの花、ヨモギなどは、天ぷらにすると美味なのです。

ただ、植物は大事な自然からの預かりもの、生きもの全体の繋がりを考え、食べられる分だけを少しずつ摘みます。

本当は子どもたちの野草摘みの写真を掲載したかったのですが、活動を進めるのに精いっぱいで失念絵文字

途中、いつも天ぷら会場としてご自宅のお庭をお借りしているラクさんにご挨拶(今年は雨予報のため急遽別会場に変更)。ラクさんは、子どもたちの笑顔が大好きで、"ありがとう"という言葉を大切にしている、とってもキュートなお姉さん絵文字。なんと、お土産に子どもたち全員にハンカチのプレゼント ! 子どもたちも大喜び、本当にありがとうございました。

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この後、川から "子どもが主役のオオムラサキの舞う森"に移動し、森の遊具での遊び時間。子どもたちの笑顔がはじけます。森で遊ぶ子どもたち、絶滅危惧種の森ガキです(笑)。

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さて、十分に遊んだからお腹も減ったことでしょう。お昼の天ぷら会場に出発 & 到着。到着したら、まずは、野草を種類ごとにわけます。子どもたちの熱心な働きぶり(早く食べたい一心かな(笑))。そして、お待ちかねの野草の天ぷらの出来上がり。子どもたち、本当に美味しそうに食べてくれんですよね。嬉しくなります絵文字

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さて、お腹がいっぱいになった午後からは、小雨のため室内に移動し、今年度の新規プログラム、自らの感覚を使って全身で自然に溶け込み遊ぶ活動 = ネイチャーゲームの始まりです。先生のわかり易く楽しい説明を聞いたら、動物交差点ゲームのスタート ! 子どもたちは、自分の背中に付けられた生きものを、周囲の友達に質問しながら当てていきます。意表をつく質問や答えに会場は笑いと熱気に包まれます。
子どもたちのキラキラした目と笑顔、ネイチャーゲームってすごい !

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ゲームのあとは、また野草の天ぷらパクパク絵文字
野草の他にも、ハチク・ウド・お茶の葉など、スタッフの皆さまに菅生の自然の恵みを天ぷらにして頂きました。どれも美味しかったです。ありがとうございました。

最後は参加者・スタッフで、一日のふりかえり
・身近な野草も美味しく食べられます。但し毒草には注意を。
・ありがとうは、みんなを幸せにする魔法の言葉。感謝を大切に。
・自然を五感で感じるネイチャーゲームの素晴らしさを参加者みんなで体感。

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次回、子どもの森活動は7月。菅生の里山を流れる鯉川で、水に棲む生きものとふれ合います。そして、菅生の里山の象徴・オオムラサキに出会えるかもしれません !



11月19日(日)、冬晴れの青空のなか、菅生子どもの森広場活動、火おこしから始める森のバームクーヘンづくりと榎の植樹を開催しました。

まだ11月だというのに、真冬のような寒さの続くなか、この寒さに負けない、元気な子どもたちが多く集まり楽しく活動を行いました。


まずは、火おこしから。
ライターやマッチ、バーナーやコンロなど無かった昔の人が、どうやって火をつけていたのか、子どもたちに身をもって体験してもらいました。

火おこしの基本は、木と木(石と金属など)を擦り合わせ、摩擦熱を発生させ、摩擦でできた熱と屑で火種をつくることです。

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子どもたちは二人一組になり、木を使った火おこしの方法として有名な、きりもみ式、弓切り式、舞切り式方法にチャレンジしました。

煙りがたち惜しいところまで行くのですがなかなか発火ならず。最も、発火に近づいた方法は、切った竹と竹を単純にひたすら擦り合わせる方法でした。煙と焦げた香りがし、触れると火傷しそうなほどの熱さになっていたので、もう一工夫で発火したかもしれません(惜しい!!)

 
さて次は、火おこしがまだなのに、なぜか炭火が煌々と燃えているコンロ(すみません、時間の関係で、ライター使いました(笑)で、子どもたちは、バームクーヘンづくりを開始。

アルミを巻き付けた竹の棒に、ホットケーキミックス粉、卵、牛乳、バター、砂糖等を混ぜ合わせた生地を少しずつ、何回も塗って、コンロの上で回転させながら、焼きあげていきます。

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方法は単純なのですが、実際はとても忍耐と根気のいる作業。
棒に塗った生地はつるつると滑り落ち、なかなか太くならないうえに、風に舞う煙に涙目のこどもたち、バームクーヘンの極意を会得するための修行のようでした(涙)。

しかし、子どもたちの、どうしてもバームクーヘンを食べたいと願う純粋な願いと、チームワークは、この困難を乗り切り、約2時間をかけて(お疲れさまです)、見事なバームクーヘンを焼き上げることができました。
( 見た目も味もバッチリでした !)

スタッフの学生さんは、アルバイトで鍛えられた、中華鍋裁きで、ポップコーンを焼いてくれました。塩味にキャラメル味、こちらも美味しかったです。


さて、午後からは、オオムラサキの大好きな木、榎の木を子どもたちと植樹しました。
根切りをした榎の稚樹は、子どもたちに木が喜んで育ちそうな場所を自由に選んでもらい、植えてもらいました。稚樹には、子どもたちの名前を書いたテープを巻き付けました。末永く木の里親として、成長を見守ってもらいたいからです。子どもたちが大人になった時に、自分の植えた成長した木を見たら、きっと感動することでしょう。そして、あたりを舞い飛ぶオオムラサキにも。

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植樹のあとは、お待ちかねの子どもの森の遊具での自由遊びの時間。
ボランティアの皆さんの手でコツコツと作った、
巨大ハンモックやブランコ、シーソーなどで子どもたちは存分に遊びました。
里山にこだまする、子どもたちの元気な笑い声が、菅生地域の皆さんの元気の源になってくれることを願っています。

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さて、次回の活動は1月。森で集めた竹などの材料を使い、
竹細工による作品づくりを行います(竹鉄砲、竹トンボ、ウグイス笛、竹ぽっくり、竹馬、横笛、ランプシェード、万華鏡などから、子どもたちには好きなものを作ってもらいます)。


今年の7月はとにかく暑かったです。
上旬から真夏のような日差しと高温多湿の毎日、そして滝のような豪雨 !

東京の気候も亜熱帯に以降しつつあるのかなと、
実感しています。

また、ヒアリ、ツマアカスズメバチ、ブラジルサシガメなど、
暖かい地域からの危険な移入種への警鐘が鳴らされた初夏でもありました。

7月23日、子どもの森活動のメインテーマは、菅生の清流、鯉川での水棲生きもの調査です。

猛暑で一番怖いのは熱中症です。
冷たいスポーツドリンクに日除けと万全の体制を準備しましたが、
当日は曇空に時折の小雨と、久しぶりの涼やかな1日 ! 
子どもたちの日頃の行いのおかげでしょう!
森の中では木々が傘となり、川の中では水しぶきが小雨を感じさせない、
まさにグッドコンデションでした(笑)

さて、当日の活動の様子です。
午前中、まずは子どもの森にて、雑木林に侵入している竹の子ども=筍を摘み取りました。放っておくと、生物豊富な雑木林が、暗く生きものの少ない竹林になってしまうからです。
その後は、子どもたちが大好きな遊具での自由遊び。イキイキと遊んでいます。

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午後からは、菅生の清流、鯉川でガサガサによる水棲生きもの調査です。
ガサガサとは、魚網と手足を使い、川の生きものを捕まえる方法です。

子どもたちは、川で遊ぶのが大好き。
お昼もそこそこに川岸へと。

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ガサガサの達人の指導を受け、いざ川へ。
子どもたちは、思いのままに魚を探しに網を手に川へ。
今も昔も、子どもたちの生きものへの情熱は変わらないんだなぁ、
なんてことに感激しながら、大人も一緒にガサガサを楽しみました。

ガサガサした生きものは種名を調べ、記録しました。今後の菅生の水棲生物の保全に役立てていきます(採集した生きものは記録後に全てリリースしています)。

菅生は都心の近くにありながら、森や川、多くの豊かな自然、そして生きものがいて、そこに住む子どもたち(私たち大人もですが)は幸せだなぁとあらためて思いました。

遠くの自然も素敵ですが、身近な自然、東京の菅生も魅力一杯です。



5月14日、今年度初めての子どもの森活動を行いました。昨年度も参加してくれた子どもたちを中心に、新たに自然好きな頼もしいメンバーも加わり、今年度も賑やかにスタートです。今回のメインテーマは、食べられる野草摘みと天ぷらづくりです。

身近にある野草の中には、食べられるものが結構あります。有名なのは、ツクシ、セリ、フキ、ノビル、ヨモギ等がありますね。それ以外にも、例えば、タンポポの花、シロツメクサの花(クローバーとして有名)、葛の穂先、カラスノエンドウの若い芽、ギシギシ、スイバなど知られている野草も、時期と採取部、調理法を知っていれば食べられるのです。一方で食べると危険な毒草もあります。例えば、この時期の菅生地域だと、クサノオウ、タケニグサ、アズマイチゲ、キツネノボタン、ムラサキケマン、ホウチャクソウ、ドクゼリ等々。正しい自然の知識を身につけることが、自然遊びの第一歩です。

さて、当日の様子です。

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元気に活動スタート!
子どもの森までの道すがら、植物の専門家ゆかりリーダーの指導を仰ぎながら、食べられる野草を探します。レギュラーメンバーのタンポポ、シロツメクサ、葛などの他にも、自然豊かな菅生地域には、ウド、ニリンソウ、ユキノシタ、ヤブレガサ、ワラビ等々が見つかります。そして、子どもたちが一番夢中になったのは、ノビルとワケギの球根堀りでした(芋ほりに似た楽しさなんでしょうね)。


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収穫した野草を皆で種類ごとに分けて洗い、天ぷらに。
天ぷらを揚げて下さったのは、自然の学校校長と地元のTさんです。
揚げたそばからつまみ食いの子どもたち、そうですよね、お腹が空いているはずです。


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天ぷらを食べながらの昼食。みんな好きな天ぷらを弁当箱に乗せ、お弁当と一緒にモクモグ食べています。かと思ったら、いつのまにか川遊びが始まっていました(笑)。いいんです。リーダーたちが見守っていますので、好きなことをして楽しむ一日になれば私たちも嬉しいです。


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昼食後は子どもの森に移動し、遊具で遊んだり、森の整備をしたりと、各々好きなことをして過ごします。大学生のふじたリーダーは子どもたちに大人気 !いつも彼の周りには子どもたちの笑顔に溢れています。


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こちらはオオムラサキの森での竹の伐採の様子。今年度から参加してくれた仲良し2人組の6年生が、はしもとリーダーの指導の元、颯爽と竹を切り倒します。こういう山の作業も楽しんでくれる様子に、こちらも嬉しくなります。

最後は、今日の天ぷらの会場として自宅の庭を使わせて頂いた、ラクちゃん様に、皆でお礼のご挨拶。思いがけず、笑顔の口の折り紙をお土産に頂き、楽しいひと時をすごせました。楽しく美味しく天ぷらを食べられたのも、ラクちゃん様のご厚意のおかげです。ありがとうございました。

次回、7月は菅生を流れる鯉川の水の生きもの調査です。調査を兼ねての子どもたちお待ちかねの川遊びなのです。また楽しく遊びましょう !



 3月19日(日)の「菅生こどもの森広場」活動では、菅生・若宮子ども体験の森で萌芽更新のため伐採したコナラを使って、「椎茸のほだ木づくりと駒打ち体験」を行いました。当日は、この若宮を中心にボランティアで森の整備活動をされている木こりチームの皆さまに、ほだ木の穴あけと、椎茸の駒打ちの方法を教えて頂きました。


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ほだ木の穴あけには、電動ドリルを使います。安全指導をしっかりと受けてチャレンジ、一見おっかなそうな道具による作業ですが、慣れるととても楽しいようで次から次へと穴を空けていく子どもたち。ほだ木はたくさんあるからどんどんお願いします(笑)。


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そして駒打ち、椎茸の菌糸がついた駒を、雑菌が付かないよう綺麗な軍手で掴み、ほだ穴に差し込み、トンカチで打ち込みます。あちこちでトン、トンと森の中に気持ちの良い音が響きます。昔の雑木林では、よく見られた光景なのでしょうが、現代の子どもたちがその担い手として、頑張っている様子に感激です。
さて、子どもたちは、自分で種駒を打ったほだ木を、お土産として持ち帰りました。椎茸が出るまで長い時間とお世話が必要ですが、根気強く美味しい椎茸に育てあげてくださいね。


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今期の「菅生こどもの森広場」は、この活動にて終了です。自然の中での一年間の遊びや体験を通して、子どもたちはいっそうと逞しくなりました。また、私たちリーダーも子どもたちとの森遊びの経験を通して様々なことを学び、また多くの幸せをわけてもらいました。また来期も菅生の森で一緒に遊びましょう!4月15日発行のあきる野市広報にメンバー募集の記事が掲載されます。子どもたちとご家族の皆様のご参加を心よりお待ちしております。


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今年最初の子どもの森広場活動を、1月29日(日曜日)に開催しました!
今回は、雑木林で間伐した竹材で、伝統的な竹の遊具や実用品を作りました。

午前中、子どもたちには、森の中で、工作に必要な竹を、作りたい作品に必要な長さ、太さを考えて、自らの手で切ってもらいました。いつものことながら、この活動に参加してくれている子どもたちは、森で活動するのが大好きで、楽しそうに竹を切り、予定の時間を過ぎてもなかなか切り終わる気配もありませんでした(笑)

午後からは、収穫した竹でいよいよ作品づくり。
簡単な設計図と材料・道具を準備し、あとは子どもたちの自由な発想と創意工夫で、大人では思いつかないような楽しい作品ができあがることを期待です。
(子どもたちの自由な発想と行動力を大事にしたいので、私たちリーダーは、なるべく口を出さずに子どもたちの工作を見守りました。そして、子どもたちが必要とした時にだけ、最善のアドバイスとお手伝いをしました)。

そして、完成した作品がすごいのです !
竹馬、竹ぼっくり、竹トンボ、竹の空気鉄砲、竹笛、竹のランプシェード、そして、竹の水鉄砲 !
そして極め付けは、竹製の ししおどし ! 
子どもたちの自由な発想で、大人が予想もしない楽しい作品がたくさん出来上がりました。

今回も、子どもたちから多くのことを学びました。
子どもたちの自由な発想、行動力を伸ばすためには、私たち大人は場所と環境、安全を用意し、あとは必要な時にだけ少しのお手伝いをするだけで良いことを。
後は、子どもたちの力で、素晴らしい結果を残してくれるのです。

こんな子どもたちの行動を観ていると、私たち大人も楽しくなってしまい、また次回の活動の準備も頑張ろうと思えるのです。
次回、3月は、シイタケの榾木づくりと、種駒打ちです。


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11月の活動は、スペシャルイベント、秋の収穫祭と植樹祭 !
手作りうどんの昼食に、
午後からはオオムラサキの幼虫の大好きな榎の木の植樹です。

皆さん、知っていますか?
小麦粉があれば、自分でとっても美味しいうどんが作れることを。

今回はうどん打ちのスペシャリスト( NEC竹取物語の皆さま)をお招きし、子どもたちは手作りうどんにチャレンジしました。
言葉よりも写真、会場の熱気が伝わりますか?

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打ちたてのうどんと、浅原校長自慢の菜園で収穫したシイタケと明日葉の天ぷらを添えて、天ぷらうどんに。
おなか一杯、美味しく頂きました。手打ちうどんは、力強い噛みごたえと、お餅のようなふっくらとした甘みで大変に美味しく、大好評でした。

この日のうどん打ちは、「 日清製粉グループ ホームページ うどん打ち 」
http://www.nisshin.com/entertainment/recipe/flour/menu/udon/B-02.html
を参考にしました。家庭でもできる簡単な方法ですので、皆さまもお試しください。
ゆくゆくは子どもたちと育てた小麦を使って、うどんやパンを作りたいなぁ( 夢は膨らみます)。


さて、午後は子どもの森に移動して、
昆虫のスペシャリスト・地元の日の出町きりんかんの杉村先生のご指導のもと、
榎の木の植樹をしました。
榎の木は、別名、生きものの命の揺り籠、たくさんの昆虫や鳥たちに、住家や食べ物を与えてくれます。
わたしたちが復活を心待ちにしているオオムラサキも、幼虫の生育に、この榎の木が必要なのです。

今年の春までは、竹が繁茂していた雑木林だったのですが、ボランティアの皆さんの協力を得て、榎の木を植樹できる状態になりました。

さて、植樹祭の様子はこんな感じです。
最後の植樹記念写真では、こどもたちがなぜかハイテンションに。これも、命の揺り籠・榎の木の力でしょうか(笑)

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来年の夏には、オオムラサキが、この榎の木に卵を産んでくれたら嬉しいです。

今回の活動は、
子どもの森を整備して下さいましたポランティアの皆さま、
うどん打ちのご指導をして下さいましたNEC竹取物語の皆さま、
そしていつも私たちの活動に賛同して下さる保護者の皆さま、
そして、主役の子どもたち、みんなの力を合わせることで実現できました。

また来年も、更に良い活動になるよう頑張ります !


今年は、中々夏本番が来ませんでしたが、ようやく7月28日に梅雨明け宣言。
曇空が続いたわりに、雨が降らず、渇水という珍しい(?)梅雨。
そんな中、7月24日子どもの森広場活動、元気に開催しました !

5月の活動では、食べられる野草を摘み、天ぷらにしたのですが、
よほど、天ぷらが美味しかったようで、今回集合してすぐに、
「モミジガサの天ぷら美味しかった! また食べたい!」なんて通な子どもたちの要望、嬉しいです(涙)
また来年の春、みんなで里山の恵を頂こう!

7月のテーマは、ガサガサで川の生きもの探し。
ガサガサとは、川底の石や岸辺の草を足でガサガサと揺らして、
そこに棲んでいる魚や水棲昆虫が驚いて逃げ出したところを、待ち構えてた網で捕まえる方法です。

菅生地域の里山には、ホタルも棲む鯉川という小川が流れています。
この鯉川でガサガサし、川に棲む生きものを捕まえ調べ、
川の自然の豊かさや状態を知ろう、というのが今回のテーマです。

さて、前おきが長くなりましたが、
今回の活動では、午前中に子どもの森の整備と遊び、午後から鯉川で水辺の生きものを探しました。

子どもの森では、長梅雨の影響もあり、青竹がいつのまにかニョキニョキと乱立。
今回は、竹と低木の常緑樹を中心に間伐しました。
子どもたちも、保護者の方も、楽しみながら、夢中でギコギコと木を伐採。
中にはこんな子も、伐った青竹でコップを作り、麦茶で乾杯。いいなぁ、自由な発想で。

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午後の鯉川でのガサガサの様子。
魚採りのプロでもあるリーダーSさんの説明を聞き、子どもたちは網を持ち颯爽と川の中へ。
子どもの森広場に集まってくれる子どもたちは、なんのためらいもなく、川に突入、あきる野っ子はワイルドなんです。
網を手にした子どもたちは、夢中で魚を追いかけておりました。
これが、昨今少なくなったと言われる、川ガキです。
あきる野市には、こんなに頼もしい子どもたちがたくさんいるのです ! 右端の写真には、川オヤジの姿も、こちらも希少です(笑)

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あ、今回も当日の段取りと説明に必死で、肝心の皆で捕まえた魚の写真が・・・
が、ほんの数十メートルの川の間に、100匹近い魚や生きものの数々を捕まえました!
※なお、採集した生きものは記録後にリリースしています。

カワムツやアブラハヤ、
サナエトンボを中心としたトンボのヤゴ、
ツチガエル、サワガニ、
ホタルの幼虫の餌になるカワニナなど、
鯉川の水辺には、豊富な生きものが棲んでいることがわかりました。

ただ、残念なことに、
国内移入種のカワムツという魚がたくさん棲んでおり、
外来種のアメリカザリガニもいました。

このままだと、本来この川に生息していたであろう在来の生きものは少なくなりそうです。
来年以降も子どもたちと定期的にガサガサを続けることで、水辺の生きものの増減を把握し、
必要であればなんらかの対策をし、昔ながらの自然が残る鯉川を守っていきたいと思います。

次回9月の活動は、里山での昆虫探しです。
ビーティングに、スゥイーピングなど、色々な昆虫探しのテクニックを駆使して、菅生の里山の昆虫を調べていきます。
今まで出会ったことがないような昆虫に出会えるかも。楽しみです。

あきる野菅生の森づくり協議会の活動の一環として、ふるさとの森づくりセンターが中心となり、「菅生子どもの森広場」を開催しています。
菅生子どもの森広場では、菅生地域に昔から受け継がれている里山の中で、自然体験を通して人と自然を育む活動や、次世代を担うこころ豊かな子ども達の里山体験学習をあきる野市の公有地を活用して実施しています。

少し前になってしまいましたが、3月20日の活動の様子を報告します。

3月は、大沢地区でのマウンテンバイク遊びと、里山での間伐を行いました。

マウンテンバイク遊びは、西多摩マウンテンバイク友の会の皆さんのご協力により実現しました。山の頂にあるコースには大きな凸凹道やジャンプ台、そこを颯爽と走る子どもたち、真剣な眼差しと、溢れんばかりの笑顔がとても印象的でした。

一方、里山での間伐は、健全な森を育てるために必要です。ふるさとの森づくりセンター理事長、浅原のレクチャーを受けた子どもたちは、ノコギリ片手に、間伐すべき小径木の密生する山の中へ。面白いことに、縄文人のDNAが騒ぐのでしょうか、子どもたちは、我先にと、夢中で木を伐り始めました。次から次へと夢中で伐採。実に頼りになりました。

平成27年度の「菅生こどもの森広場」は、この活動にて終了しました。自然の中での一年間の遊びや体験を通して、子どもたちはいっそうと逞しくなり、また自然の良き理解者となってくれました。

平成28年度は、森広場での遊びと冒険、木の遊具づくり、森や川での生き物探し、里山の恵を味わう、オオムラサキの舞う里山の再生活動などを予定しています。
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ワークショップ報告 ヒサカキの除去と果樹の植栽


12月5日(土)はふる森が事務局を担当しているあきる野菅生の森づくり協議会主催のワークショップでした。

ワークショップでは菅生大沢地区の開発に伴ってでた盛り土地を
地元自治会、大学、企業、行政などの多様な意見を反映して再生しています。
当初は草の繁茂した荒れ地でしたが、定期的な草刈りや土壌改良を行って徐々に整備がされています。

5日は9時半に菅生会館前に集合して、車乗合で菅生大沢地区に移動しました。
風も穏やかな小春日和の暖かい日差しで、作業するにはもってこいの日でした。
10時から二手に分かれて作業しました。

一方は、上部樹林内の整備でヒサカキを除去しました。
初めてノコギリを使う子ども達も上手にきっていました。
切り倒した樹木は枝を払って、粗朶に組んで整理しました。
その後、ブルーベリー植栽に合流しました。

もう一方は、ブルーベリーとオリーブの苗各30本の植栽です。
3月に法面に植栽したサクラの間に植えつけていきました。
植えた苗は背が低いので、夏に草刈りする時の目印になるように竹の支柱も添えました。

ブルーベリー30本は全部植える事ができましたが、オリーブは時間切れとなり
5本を植栽しただけでした。残りは枯れないように仮植えとしました。

みんな協力して手際よく作業する事ができました。
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あきる野菅生の森づくり協議会活動報告
⚫緑の再生ワークショップ
⚫協議会ハウスのリフォーム


ふるさとの森づくりセンターが事務局を担当しているあきる野菅生の森づくり協議会の活動報告です。
同じく協議会メンバーの西多摩マウンテンバイク友の会で報告していただいています。

緑の再生ワークショップ(西多摩マウンテンバイク友の会HP)

協議会ハウスのリフォーム(西多摩マウンテンバイク友の会HP)

菅生大沢地区 緑の再生プロジェクト



ふるさとの森づくりセンターはあきる野菅生の森づくり協議会の事務局として事業の企画運営を行っています。

その中の菅生大沢地区の開発残土地をワークショップ形式で里山に再生する事業について、共に活動を行っている西多摩マウンテンバイク友の会で活動の様子をブログにアップしていますのでご紹介します。

これからも様々な団体の協力の下、菅生の里山を元気な姿で維持して行きたいと思います。

西多摩マウンテンバイク友の会 緑の再生プロジェクト

ワークショップ報告 桜の植栽

3月7日(土)はふる森が事務局を担当しているあきる野菅生の森づくり協議会主催のワークショップでした。

ワークショップでは菅生大沢地区の開発に伴ってでた盛り土地を
地元自治会、大学、企業、行政などの多様な意見を反映して再生しています。
当初は草の繁茂した荒れ地でしたが、定期的な草刈りや土壌改良を行って徐々に整備がされています。

今回は土壌整備が整った場所に皆が楽しみにできるようサクラの植栽を行う予定でしたが、
朝は未だ小雨模様で、植栽できるか分かりませんでした。
そこで、菅生会館で整備の現況説明と今後の整備計画等を話ました。

それから、サクラの植栽について西多摩マウンテンバイク友の会の黒川さんからレクチャーがありました。
植えるべきサクラはアマノガワという半八重咲きの品種30本(2月15日にMTBの仲間たちがイベント植栽した(20本ほど)残り)。
 2月に取り寄せた苗木で早急に植付けしないと枯れてしまいます。

でも天候がはっきりしない中、弱気な事務局に対し、
1本でも植えて植え方を教えてもらい、出来る時に出来る人が声を掛け合って植えればいいではないか。
との意見が大勢を占め、心もとない天候の中、作業することに。
いざ、現地へ。

植栽場所は法面の犬走り。業者に事前に堆肥を敷き詰めて整地されたところ。
穴を掘り、苗木を立て、土をかけ、水を回し、土をかけ、3本支柱で支える、といった作業を
みんな手際よく行なってしました。
今日は14本を植栽する事ができました。
残りはできるだけ早い時期に、できる人たちが声を掛け合って(時間調整して)植える事となりました。

事務局が心配していた雨は、作業をはじめてから間もなく上がり、
思い切って作業してよかったねとの声がありました。

自分たちで植栽した樹には愛着がわきます。
このサクラが皆の楽しみなることを願っています。

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