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子どもが主役のオオムラサキの森活動 2017年上半期まとめ


ここは都心からほど近い、東京都あきる野市菅生地域の里山。数は少ないですが国蝶オオムラサキやホタルなど都会では見られなくなりつつある動植物が生息しています。都心の近くでオオムラサキが生息している森はいまやとても貴重です。

菅生地域を、子どもたちが笑顔で遊び・学び、オオムラサキをシンボルに生物多様性に富み、地元の方々を始めここに集う志のある方々の活気に溢れる里山にしていけたら素晴らしいことです。

そこで、私たちNPOふるさとの森づくりセンターは、菅生地域を更に魅力あふれる里山にするため、生きもの豊かな里山の象徴、国蝶オオムラサキの再生を中心とした森づくりを、昨年(2016年)の春から始めました。オオムラサキが舞い、子どもたちが自由に遊び、動植物と触合える、そんな素敵な森を菅生地域に仲間と共に作っています。

わたしたちはこの活動を通して、
①菅生地域に子どもたちが自由に遊べる森をつくります。
②菅生地域に国蝶オオムラサキが舞う森をつくります。
③オオムラサキをシンボルとした地元産品等を考案し、地域振興、地域経済の活性化に寄与し、菅生地域を活気と魅力に溢れる場所にしていきます。


さて、昨年の春から始まった菅生・子どもが主役のオオムラサキの森活動。今では月に30人を越えるボランティアの皆さんが集まり、子どもが自由に遊べ、オオムラサキが舞う森をつくるための作業を毎月楽しく実施しております。

まずは、昨年の活動当初の森の様子です。
竹が繁茂してしまった雑木林、線香のような細長い針葉樹が立ち並ぶ手入れ不足の杉檜の植林地は、暗い林床と狭い開放空間により昆虫や鳥の姿もあまりみられません。
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鬱蒼とした森の中、日が差し込む林床を確保するために奮闘を開始!
竹と低木の常緑樹はノコギリと鉈で、檜はチェーンソーで間伐していきます。
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さて、活動が始まり一年を経た森の姿。
雑木林には光が差し込み、檜の植林地も間伐と除伐が進み、この冬に広葉樹を植樹するためのスペースが確保されました。
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そしてこの一年間の活動の成果です。

昨年の11月には、子どもたちとオオムラサキの食樹エノキの木を植栽しました。
子どもたちの笑顔と榎の植わった雑木林に感無量です。
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整備された子どもの森で遊ぶ子どもたちの姿です。
ボランティアの皆さんの力で作り上げて頂いた檜の間伐材の巨大ハンモック、シーソー、ブランコは子どもたちに大人気です。
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そして、明るくなった早春の林床には、スミレ、リンドウ、ニリンソウが咲き。
植樹したエノキの木には、さっそくテングチョウが卵を産みに。
そして、その幼虫等を食べようと、ニホンアマガエルの姿も。
生きもの溢れる森に戻りつつあることを実感しています。この夏にはオオムラサキの姿が見られることを期待してしまいます!
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引き続き、私たちは、あきる野市菅生 子どもが主役のオオムラサキの森 活動に参加してくださるボランティアを募集しております。

参加申し込み・問い合わせは、omurasakichild@gmail.com にメールを。
または ふるさとの森づくりセンター http://mori.grupo.jp/contact/ にお問い合わせをお願いいたします。
折り返し案内パンフを送信させて頂きます !



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